結婚式の費用は、親や友人から借りて用意することもできます。その場合は署名した借用書と無理のない返済計画が前提となり、5 000ユーロを超えるなら、お金を借りた結婚予定の二人が税務署に申告しなければなりません。
二人の貯金を超えがちな結婚式の予算
披露宴会場、ケータリング、カメラマン、衣装、結婚指輪、新婚旅行と、費用の項目はすぐに積み上がります。多くのカップルは、銀行がブライダルローンとして売り出す消費者ローンではなく、家族の後押しで貯金を補っています。
親からの贈与か本当の借金か、最初にはっきりさせる
親が式の費用を出すのは贈り物であることが多い一方、借金なら返さなければなりません。民法はこの二つをはっきり区別しており、個人間の贈与には借り入れとは異なる独自の税のルールが適用されます。
結婚の機会に贈られる慣習的な贈り物
贈る人の収入や財産に見合った結婚祝いは、présent d'usage(慣習的な贈り物)とみなされます。一方で釣り合わない大きな額は税務当局に贈与とみなし直されることがあるため、支払いの性質を書面で残しておくことが大切です。
署名するのは婚約者の一人か、二人か
結婚前は、婚約者がそれぞれ自分の名義で借ります。二人とも借用書に署名すれば共同の債務者になります。特に、後で公証人のもとで別産制の夫婦財産契約を結ぶつもりなら、誰が返すのかをはっきり書いておきましょう。
夫婦財産制が借金に及ぼす影響
法定の後得財産共通制のもとでは、結婚中に負った借金が共有財産に及ぶことがあります。結婚前に署名した借り入れは、原則として個人の債務のままです。夫婦財産契約を作成する公証人が、こうした違いを説明してくれます。
結婚式に合わせた借用書を書く
書面には金額、たとえばケータリングや会場といった用途、資金を渡した日付、返済の予定を記載します。高額の場合は、公証人のもとで作る借用証書のページが公正証書とその利点を紹介しています。
結婚式のために借りたお金と税金
借り入れが5 000ユーロを超えると、借り手は所得申告の際にformulaire 2062(フランスの貸借申告書)で申告します。貸し手の親が受け取る利息には税金がかかり、こうした義務は個人間の貸し借りの税金の特集で詳しく説明しています。
新婚旅行の後、家族ともめずに返済する
式の数か月後から始まる返済予定にしておけば、思いがけない出費を整理する時間ができます。家族の食事会で現金を手渡すより自動振込にしたほうが、毎月返した金額の記録がはっきり残ります。
代わりになる寄せ書き募金と結婚祝いリスト
結婚祝いのリストやオンラインの募金を使えば、招待客が借金を生まずに旅行や新生活の一部を支えられます。サービスが差し引く手数料と、集まったお金が二人にどう渡されるのかを確かめておきましょう。
日取りに追われるカップルを狙う偽の貸し手
詐欺師は婚約の知らせを見つけ出し、決まった日取りの前に素早く資金を出すと持ちかけます。その後で公証人費用、保険料、実行手数料を求めてきます。この偽の個人貸し手の手口では、一円も振り込まれることはありません。
結婚関連業者と返金されない手付金
ケータリングや会場の手付金を払うために借りると、式が延期になったときに危険が伴います。支払う前にキャンセル条件を読み、まったくの無駄になったお金を返し続けることにならないよう、借りる額を調整しましょう。
何かに署名する前の助言
公証人は夫婦財産契約と家族からの借り入れの両方について助言できます。怪しい勧誘を受けたら、PHAROSとSignal Consoが通報を受け付け、警察や憲兵隊が詐欺の被害届を受理します。
結婚式のための借り入れを整える流れ
- 結婚式の予算を項目ごとに見積もり、二人の貯金ですでにまかなえる分を差し引く。
- 家族と話し合い、贈与か、慣習的な贈り物か、返済する借金かを決める。
- 借り手、用途、金額、最初の返済日を明記した借用書に署名する。
- 資金は銀行振込で受け取り、業者への支払いは請求書の残る記録可能な方法で行う。
- 借り入れが5 000ユーロを超えるなら、所得申告の際にformulaire 2062で申告する。
- 新婚旅行の後に自動振込を設定し、毎回の明細を保管する。
結婚資金の借り入れで見込んでおく費用
| 項目 | おおよその額 | 知っておく点 |
|---|---|---|
| 家族間の利率 | 自由、多くは無利息 | 法定上限金利が上限 |
| 契約書の登録 | 125 €の定額税(目安) | 任意、確定日付が付く |
| 公証人による借用証書 | 公証人によって異なる | 高額なら役立つ |
| 貸し手が受け取る利息 | 課税対象 | 金融資産所得として申告 |
| 偽の貸し手が求める費用 | 全額損失 | 確実な詐欺のサイン |
結婚資金の借り入れに使う書類
- 婚約者と貸し手の身分証明書
- ケータリング、会場、主な業者の見積書
- 署名済みの借用書または貸借契約書
- 振込に使う双方のRIB
- 5 000ユーロ超ならformulaire 2062
- 日付入りの返済予定表
- 公証人が作成した夫婦財産契約があればその写し
結婚式の前によくある失敗
- 親から受け取ったお金の性質をあいまいにしたままにし、後で二人が別れたときに争いになる。
- SNSで婚約を公表した後、個人メッセージで届いた資金提供の話に応じてしまう。
- 結婚式の資金を受け取る前に、海外の公証人を名乗る人物に実行手数料を払ってしまう。
- 業者のキャンセル条件を読まずに、借りたお金で返金されない多額の手付金を払ってしまう。
- 家族からの借り入れが5 000ユーロの基準を超えているのに、formulaire 2062を忘れてしまう。
借り入れと結婚:実用的な答え
結婚資金として親が貸してくれたお金は申告が必要ですか?
金額が5 000ユーロを超えるときは、借り手がformulaire 2062で借り入れを申告します。貸し手の親が申告するのは、実際に受け取った利息だけです。したがって無利息の貸し付けなら、親に課税される所得は生じません。
結婚前に負った借金は夫婦共通のものになりますか?
原則として、婚約者の一人が結婚前に負った借金は、共通財産制のもとでも個人の債務のままです。正確なルールは選んだ制度や事情によって変わるため、公証人に自分たちの場合を確認してもらいましょう。
高額な結婚祝いには贈与と同じように税金がかかりますか?
贈る人の収入に見合った慣習的な贈り物には税金がかかりません。それを超えると、当局が贈与とみなし直すことがあります。釣り合っているかどうかは個別に判断されるので、高額なら公証人に相談してください。
結婚式のために身近な人からいくら借りるべきですか?
貯金でまかなえない分だけを借り、式の後の生活費と両立できる月々の返済額を計算しましょう。重すぎる借金で家族との関係を揺るがすより、招待客の数を減らすほうが賢明です。
