融資を受け取るのに必要なのは銀行口座証明書(RIB)だけです。カード番号、セキュリティコード、ネットバンキングのログイン情報、SMSで届いた認証コードを求める貸し手は、お金を貸すつもりではなく、あなたの口座を空にしようとしています。
RIBに書かれている内容とその用途
銀行口座証明書には、名義、IBAN、BIC、口座を管理する支店が記載されています。振込の受け取りやSEPA口座引き落としの設定に使うもので、残高や取引履歴にアクセスできるわけではありません。
貸し手が知る必要のまったくない情報
カード番号の全桁、有効期限、裏面のセキュリティコード、暗証番号、ネットバンキングのIDとパスワードは、融資金の振込には何の役にも立ちません。確認手続きを口実にしていても、これらを求められたら詐欺の証拠です。
SMSや認証アプリで届くコード
偽の貸し手は1ユーロのテスト送金をすると言って、銀行から届いたばかりのコードを読み上げるよう求めます。実際にはそのコードが支払いや受取人の追加を承認します。銀行が電話でこのコードを尋ねることはありません。
あなたのIBANを使ったSEPA引き落とし
IBANを手に入れた詐欺師は、偽の委任状で引き落としを試みることがあります。欧州の決済サービス規則により、承認した引き落としは8週間以内、承認していない引き落としは引き落とし後13か月まで異議を申し立てられます。
銀行のオンライン画面で引き落としを制限する
フランスの銀行では、すべての引き落としの停止、特定の債権者だけの許可、金額の上限設定ができます。見知らぬ相手にRIBを渡してしまったら、このフィルターを有効にして、繰り返される不正な引き落としのリスクを抑えましょう。
続いて現れる偽の銀行担当者
偽の貸し手とやり取りした数日後、取引支店の番号を表示した電話がかかってくることがあります。担当者を名乗る人物は不審な送金に触れ、取引の承認を求めます。これは融資に関連したフィッシングとは別の手口ですが、組み合わされることがよくあります。
RIBと身分証は、なりすまし犯の道具一式
身分証の写しと住所の証明が加わると、RIBを使ってあなたの名義で口座、契約、ローンが作られかねません。対処法は偽の融資の後のなりすまし被害のページで詳しく説明しています。
カードの利用停止と不正利用の通報
カード情報を伝えてしまったら、すぐに銀行でカードの利用停止を申し込みましょう。フランスでは、カードがまだ手元にある場合、Perceval(ペルスヴァル)というプラットフォームで不正な買い物をオンラインで通報できます。
本物の貸し手に慎重にRIBを送る方法
貸し手が身内や認可プラットフォームであれば、契約に署名した後、安全な経路でRIBを送ります。その前に、信頼できる個人貸し手の見分け方のガイドに沿って相手の身元を確認してください。
クラウドファンディングのプラットフォームと個人情報
フランスで規制を受ける個人間融資のプラットフォームは、証明書類を安全な領域で受け取り、GDPR(EU一般データ保護規則)を順守します。資金は振込で送られ、返済はあなたが明示的に署名したSEPA委任状によって引き落とされます。
通報窓口と被害者への支援
Cybermalveillanceはハッキングや金融詐欺の被害者を案内し、PHAROSは詐欺サイトや偽アカウントの通報を受け付けます。金銭的な被害があれば被害届が必要です。フランス銀行も決済手段の詐欺について個人向けに情報を提供しています。
口座情報が漏れた後の見守り方
数か月間は毎週取引明細を確認し、引き落としのたびにSMS通知が届くよう設定して、登録済みの受取人一覧も点検しましょう。見覚えのない新しい引き落とし委任は撤回し、銀行に異議を申し立てる必要があります。
銀行情報を安全に渡すための手順
- 銀行関係の書類を送る前に、貸し手の身元をしっかり確認し、書面の契約に署名します。
- 送るのはRIBだけにし、カードの写真、暗証番号、ネットバンキングのログイン情報は決して送りません。
- SMSや銀行アプリで届いた認証コードは、読み上げも転送もしません。
- 顧客用の画面でSEPA引き落としのフィルターと取引通知を有効にします。
- 不安があればカードを止め、新しい受取人の登録を止めるよう銀行に依頼します。
- 見覚えのない引き落としには期限内に異議を申し立て、取引明細を添えて被害届を出します。
口座情報の流出に関わる期限と費用
| 状況 | フランスでのルールまたは期限 | 備考 |
|---|---|---|
| 承認したSEPA引き落としへの異議 | 引き落とし後8週間 | 理由を示さずに返金 |
| 承認していない引き落としや支払い | 引き落とし後13か月 | 遅れずに銀行へ連絡 |
| カードの利用停止 | 電話やアプリで即時 | 費用は銀行による、目安 |
| 自分でコードを入力して承認した支払い | 銀行に返金を断られることが多い | 銀行の調停人に申し立て可能 |
| 偽の貸し手が要求する手数料 | 法的根拠なし | 多くは取り戻せない |
異議申し立てと被害届に役立つ資料
- 問題の引き落としや支払いが記載された取引明細
- 口座に登録されている引き落とし委任の一覧
- カード利用停止の受付控え
- 個人情報を求めてきた偽の貸し手のメッセージ
- Percevalでの通報記録または被害届の受理証明
- 銀行に送った異議申し立ての書面
口座情報を危険にさらす失敗
- 返済能力を示すために、見知らぬ貸し手へカードの表裏の写真を送ってしまうこと。
- テスト送金の受け取り確認だと思い込み、SMSで届いたコードを声に出して読み上げること。
- 貸し手に収入を確認させるため、ネットバンキングのIDとパスワードを教えること。
- 不正な引き落としへの異議申し立てで、8週間または13か月の期限を過ぎてしまうこと。
- 支店の番号が表示された電話を信じ、自分から担当者にかけ直して確かめないこと。
RIBと偽の貸し手についての質問
偽の貸し手にRIBを渡してしまったのは危険ですか?
RIBだけではお金を引き出せませんが、偽の引き落とし委任を作ったり、他の書類と合わせてなりすましに使われたりするおそれがあります。引き落としのフィルターを有効にし、数か月間は取引明細を注意して見守りましょう。
貸し手が口座確認のためにカード番号を求めることはありますか?
ありません。貸し手が資金を送るのに必要なのはRIBだけで、返済は振込か引き落としで行われます。カード番号、セキュリティコード、暗証番号を求められたら、その時点でやり取りを打ち切るべきです。
認証コードを教えてしまっても銀行は返金してくれますか?
難しくなります。銀行があなたの重大な過失を主張できるからです。それでも書面で異議を申し立てて被害届を出し、断られた場合は銀行の調停人に申し立てましょう。結果は状況や受けた手口によって変わります。
どの引き落とし委任が有効になっているか、どう確認できますか?
ネットバンキングの画面か担当者を通じて、登録されているSEPA委任と債権者の一覧を確認できます。心当たりのない委任は撤回し、該当する引き落としに法定の期限内で異議を申し立ててください。
