信頼できる個人間融資は三つの点で見分けられます。身元が確かで連絡が取れる貸し手、振込前に求められる費用がないこと、そして5 000 €を超えれば税務申告される書面の契約です。一つでも欠けている申し出は見送りましょう。
法的に「信頼できる」とはどういうことか
フランスでは、身近な人にたまにお金を貸すのは自由です。しかし利息を取って反復的に貸付を行うことは、通貨金融法典が定める銀行の独占業務にあたります。見知らぬ人に何十件も融資する「個人の貸し手」は違法に活動していることになります。
本物の個人の貸し手の典型像
本物の個人の貸し手は、ほとんどの場合、親、友人、雇用主、知人です。フランス国内に預金があり、本名で署名し、お金を振り込む前に直接会うかビデオ通話をすることに応じます。
金融機関ならREGAFIを照会する
相手が金融会社や信用機関を名乗るなら、その名前はBanque de FranceとACPR(フランス健全性監督機構)が管理するREGAFIの登録簿に載っていなければなりません。登録がないというだけで、申し出を断る理由として十分です。
融資仲介業者はORIASで確認
融資ブローカーや銀行業務の仲介業者は、無料で照会できるORIASの登録簿に登録されている必要があります。詐欺師は実在する業者の番号を流用することがあるため、公式の連絡先と相手の連絡先を見比べてください。
AMFの認可を受けたプラットフォーム
参加型の融資プラットフォームは、AMFが交付する欧州のクラウドファンディング・サービス提供者認可を持っていなければなりません。個人間融資サイトの比較ページで、認可の読み方と実際に対象となる業務を説明しています。
AMFとACPRのブラックリスト
AMFとACPRは、許可なく融資や投資を勧めるサイトや事業者のリストを定期的に公表しています。貸し手の名前、サイト、住所をこれらのリストや偽の個人貸し手リストと照らし合わせるのに、数分しかかかりません。
読みやすくフランス法に沿った契約書
信頼できる貸付は、金額、期間、金利、返済日程をわかりやすいフランス語で記した契約書か借用書に基づきます。民法1359条により1 500 €を超えれば書面が義務となり、金利は法定上限金利を下回らなければなりません。
振込前には一切払わない
審査手数料、保険料、登録税、公証人報酬など、資金の実行前に求められるお金、とりわけプリペイドクーポン、郵便為替、暗号資産での支払いは詐欺のしるしです。誠実な貸し手は、必要なら振り込む元本から費用を差し引きます。
2062の申告は誠実さの目安
信頼できる貸し手は、5 000 €を超える貸付を2062様式で申告することを受け入れます。税務上の記録を一切拒んだり、記録のない現金での受け渡しを提案したりする人は、資金の出所を隠そうとしていることが多いものです。
5分でできる確認方法
プロフィール写真の逆画像検索、電話番号の確認、提示されたRIBのチェック、口コミの確認。信頼できる個人の貸し手を確かめるガイドでは、実際の通報例をもとに一つひとつの確認を詳しく解説しています。
信頼を装った偽の保証
Banque de Franceのロゴ、偽の認可証明書、裁判所の印、スキャンした業者証は数分で作れます。公的機関が個人に融資証明書を発行することはなく、どの貸し手も保証しません。
通報して支援を受ける
怪しい申し出はPHAROSとSignal Consoに通報し、状況に応じて警察署やオンラインで被害届を出せます。個人融資詐欺の通報のページに、手続きと保管しておくべき証拠をまとめています。
契約前に貸し手を確かめる手順
- 貸し手の氏名、住所、身分証明書を受け取り、直接会うかビデオ通話を行います。
- 会社名があれば、REGAFI、ORIAS、AMF認可プラットフォームの一覧とブラックリストで確認します。
- 資金の実行前に払うよう求められる手数料、保険料、税金はすべて断ります。
- 法定上限金利以下の金利と正確な返済日程を記したフランス語の契約書か借用書に署名します。
- 貸し手名義の銀行口座から振込で受け取り、5 000 €を超えれば2062様式で申告します。
- 追跡できる振込で返済し、完済したら受領書を求めます。
信頼できる貸付の費用の目安
| 項目 | 正常な場合 | 警戒すべき場合 |
|---|---|---|
| 金利 | 自由に合意、法定上限金利以下 | 審査なしで誰にでも約束される極端な低金利 |
| 審査手数料 | 個人間ではなし | クーポンや暗号資産での前払い要求 |
| 認可プラットフォーム | 契約書に明記された手数料(目安) | プラットフォーム外で請求される費用 |
| 公正証書 | 事務所に払う法定報酬(目安) | 県の公証人会で確認できない公証人 |
| 税金 | 貸し手が利息を申告 | 2062の申告を一切拒む |
確かな貸付で手元に残る書類
- 貸し手と借り手の身分証明書
- 署名済みの貸付契約書または借用書
- 貸し手の本名義のRIB
- 借り手の収入証明
- 5 000 €を超える場合の2062様式
- 資金の振込の証拠
- 返済スケジュール
信頼できない貸し手の兆候
- WhatsAppやTelegramでしか連絡せず、ビデオ通話を拒み、ずっと海外にいると言い張る貸し手。
- どんな書類でも、Banque de Franceに延滞登録されていても、同じ金利で24時間以内の振込を保証する申し出。
- 第三者名義の返済用RIBや、貸し手が名乗る国と違う外国のIBAN。
- 貸付を「認証」するとして、AMF、Banque de France、裁判所のロゴを付けた書類。
- 最初の支払いの後に圧力が強まり、「最後の手続き」と称して新たな費用が次々に加わること。
確かな個人の貸し手についての質問
信頼できる個人の貸し手の公式リストはありますか?
ありません。たまにお金を貸す個人を認可する機関は存在しません。公式の登録簿が扱うのは、銀行、金融会社、仲介業者、プラットフォームです。「国が認定した貸し手」を公開すると称するサイトは人を欺いています。
信頼できる貸し手でも公証人の費用を求めることはありますか?
本当に公正証書を選んだ場合、報酬は公証人会で確認できる事務所に直接払い、クーポンや暗号資産で払うことは決してありません。私署証書による単純な借用書なら公証人は必要ありません。
個人間融資のプラットフォームはどう確認すればよいですか?
AMFが公表している認可済みクラウドファンディング・サービス提供者の一覧で正確な名前を探し、ブラックリストに載っていないか確かめます。サイトの連絡先が公式登録簿のものと一致しているかも確認しましょう。
信頼できる個人間融資でもすぐに借りられますか?
はい、貸し手が身近な人なら、振込で1日か2日のうちにお金が届くことがあります。疑うべきなのは、見知らぬ人が事前の契約なしに、手数料の支払いを条件として早さを約束する場合です。
